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左:ルクソール神殿オベリスク
隣:パリコンコルド広場オベリスク
ヨーロッパの当時の列強が勝手に持ち出したものであるが、こんな話がいくつもある。少し前に読んだ
「パルテノン・スキャンダル」
大英博物館の「略奪美術品」という本を思い出しました。
アクロポリスにある大神殿をかって装飾していた、ギリシャ彫刻の傑作「エルギン・マーブル」を英国大使エルギンがパルテノン神殿から剥ぎとって英国に持って帰って以来、ギリシャの返還運度までの200年を描いたものである。
当時のヨーロッパの列強国は戦闘や統治する間に他国の美術品を争奪していったのだ。

エジプト・ルクソール ルクソール神殿の観光(2009年 7月18日)

アメンホテップ3世の中庭の列柱
カルナック神殿の豪快さはないが、閉花式の優雅で
繊細さが感じられる。
右:ライトアップされたルクソール神殿入り口

上:ラムセス2世の跡を継いだ王子のレリーフ。
中:アレキサンドロス大王の間の壁画
右:ハッキリした綺麗なヒエログリフ

左:アメンホテップ3世の間から列柱廊を見る
中:アメンホテップ3世の中庭よりアレキサンダー
  大王の間を臨む
右:アメンホテップ3世の中庭の列柱

左:ツタンカーメンとアンケセナーメンの像。若く仲睦まじい。
中央:キリスト教徒に教会として使われた跡。レリーフは色鮮や
    かな壁面に塗りつぶされています。
右:きれいでハッキリしたヒエログリフ 
  アレキサンドロス大王のレリーフ。アレキサンドロス大王も
  エジプトを治める際にはファラオとして登場。

左:第一塔門のラムセス2世座像
中:ラムセス2世の中庭より列柱廊へ
  像はすべてラムセス2世
右:神殿の表門にも「カディシュの戦い」
  のレリーフ。

ルクソール神殿はアムン大神殿の付属神殿として建立された。
かって、カルナック神殿とは、スフインクスが両側に並ぶ参道で結ばれていた。
入り口は第一塔門(ラムセス2世の塔門)で両側にラムセス2世の座像がある。その脇にオベリスクが現在は左側だけに一本のみある。
もう一本はパリのコンコルド広場にある。
それではラムセス2世の座像より、ルクソール神殿内部へと入って行きます。

左:第一塔門正面オベリスクが一本のみ
右:ラムセス2世座像 大きい!。

大英博物館の「エルギン・マーブル」
1970年代に、ギリシア政府はイギリスに返還要求を強めた(その先頭に立った文化・科学相のメリナ・メルクーリは、映画女優としても有名である)。しかしながら、両国の見解はすれ違ったままである。

左:列柱廊に至る入り口に鎮座する一対のラムセス2世像。
中右:ラムセス2世の中には周りはすべてラムセス2世の像で占められている。

2009.9.13
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