ローマ時代のカタコンベ(地下墳墓)の入口 急な階段を下りると真っ暗で複雑に掘り進んだ両脇に無数の棚が作られている。

教会内部はヴァレッタの聖ヨハネ大聖堂に比べると規模も小さく華やかな装飾が施されているわけではないが、荘厳な気持ちになる空間が広がっている。ドームの内装は新しいものだがしっくりと見事なものである。両脇の礼拝堂も非常に繊細な作りで叉、ステンドグラスも鮮やかで綺麗だ。天井には聖人フレスコ画が一杯に描かれている。

堡塁広場  堡塁の上に広がる眺めの良い広場。赤いブーゲンビビリアが美しい。暑い日差しを避けて木陰で一休みする人が多い。

メインゲートから見た堡塁。その高さと頑丈さがよく分かる。

マルタ本島:イムディーナ/ラバト 観光 (2012年10月7日)

堡塁を出てラバトに行く。紀元前2世紀から紀元9世紀にはローマ人の町となり多くの遺跡が残されている。
ラバトを巡る赤い観光列車が面白い。
町の中心に聖パウロ教会があり金で装飾された聖遺物、聖パウロの腕が安置されている。
残念だが開館時間が合わず中に入れなかった。

イムディーナ近くにあるガラス工房で買い求めた一輪挿し。独特のマルタカラーで美しい。

堡塁に開けられた入り口3箇所のうちのメインゲート。騎士団長ヴィヘーナ家の紋章、ゲートの内側には3人の聖者の浮き彫りが施されている。

2012.12.15
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堡塁の上から見る眺望は素晴らしい。遠くに見える赤いドームが見える町がモスタの町です。このドームはヨーロッパで3番目に大きなドームで、戦時中爆弾が投下されたが不発弾となり多くの人が助かったということで奇跡のドームとも呼ばれている。
イムディーナの町は小道だらけだ。照りつく日射の中にあってもでもどことなく涼しく寂しげだ。

マルタ本島のほぼ中央部に、平野を見守るかのように小高い丘に佇む青銅時代からの古都である。バレッタに先立って首都が置かれ、貴族の館が立ち並び、騎士団員が闊歩した町は今は静かにどこか寂しげだ。
9世紀後半に侵攻したアラビア人により堀をめぐらし 「城壁の町」を意味する町の名となり堀の外をラバトと呼ばれた。ここには聖パウロの難破や天井の聖人達を描いたフレスコ画、床に華麗な色大理石の墓碑などが並ぶ大聖堂がある。

聖パウロ教会がある場所は聖パウロが難破し、マルタに上陸したとき、身を隠していたと言われる洞窟だった。洞窟の入り口にある聖パウロ像の祭壇。(インターネットより)

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聖パウロの難破:後陣のドーム天井に、18世紀に描かれた「聖パウロの難破」のフレスコ画がある。地震の際に奇跡的に焼け残った。

イムディーナを代表する建築物:大聖堂
17世紀にマルタの建築家により建てられた。

小高い丘に佇む城塞の街:イムディーナ