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知覧特攻平和会館 正面
鹿児島で一泊してレンターカーで訪れました。
沖縄に近いということで、大東亜戦争の末期に編成された旧陸軍の
特別攻撃隊の出撃基地となり、ここから多くの若い人々が国のため、
家族のためと飛行機に大きな爆弾を積み特攻隊として出撃して
帰らぬ人となったのだ。この痛ましく、悲しくもそして勇気ある若者
たちの遺品を集め展示し、当時の記録を後世に伝えるために
1985年に知覧特攻平和会館が開館したという。
中には死んでいった特攻隊員の別れの手紙や遺品が多数
展示されており、これらを見ると確実な死を前にして20歳前後の
若者たちが何故こうも明るく出撃していけるのは祖国と家族を想う
一念から恐怖も生への執着もすべてを乗り越えた後の”いさぎよさ”
があり、権勢欲とか名誉欲などはかけらもなく、ただ祖国を憂う
純粋な気持ちだけだったからであろうと強く感じた。
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