シギリヤロック鳥瞰図(インターネットより)
断崖絶壁なこんなところに王宮を造ろうと思うのは
狂気の王なる故なのか
5世紀、シンハラ王朝のカッサバ一世は父であるダートゥセーナ王
を殺害して王座を奪った。しかし、弟の復讐を恐れ難攻不落な
この岩山に都を造ったのだと言われている。
だが、弟に攻め込まれ形勢不利と自殺してしまった。
カッサバ一世が王として君臨したのは20年。そのうち王宮の
建設に7年、シギリヤロックが王宮と機能したのはわずか
10年だという。こんな無謀なことをするのはやはり狂気の王
であったのだろう。その後、都は元のアヌラーダプラに戻された
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